満足な豚は難攻不落だ

国家総合職(キャリア官僚)についての色々

官庁訪問体験記③ー3 第1クール3日目C省

前回は課長面接が終わった所まで書いたので、今回はその続きから。

 

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伝えられた部屋に行ってみると、職員さん1人と学生2人がおり、プチ説明会がちょうど始まっていたようだった。

「これは選考じゃないから安心して」と言われ、リラックスしながら政策の説明を聞いた。

 

説明会が終わると、出口面談に呼ばれた。

薄暗い廊下を歩いていくと、伝えられた部屋の外に学生が1人座っていた。

そういえば彼は、最初に別室に居た時に同席した人だったな、と思い出す。

 

程なくして彼も私も順次部屋の中に呼ばれ、出口面談が始まる。

そしてそこで、内々定を示唆する言葉を頂く。

薄々「言われるかもな」と感じていたものの、いざ伝えられるとやはり驚きの気持ちが抑えられなかった。

 

「どうしよう…」とうろたえつつ、説明会に居た他の二人の出口面談を待つことにした。

3人一緒になったところで「取り敢えず建物の外で色々話そう」と合意し、退庁。

時計の針は23時を回っていた。

 

そして門の前でアレコレ相談。

ただ実際、「大変なことになったな」「ここまで言われるとメッチャ迷うよな」といった話が多く、答えらしきものが出る気配は無かった。

これ以上話しても埒が明かないということで、LINEを交換して3人のグループを作成。

 

「また第2クールで会おうな」と言葉を交わし、各々帰路につく。

 

ホテルに戻った後も「どうしよう…」という迷いに圧倒され、取り敢えず大学の友人に相談することにした。

誰かに話さないと気持ちを抑えられなかった。

 

通話でアレコレと話し合ったおかげで少し頭の整理が出来たので、お礼を言って解散。

ただすぐに寝付ける状況ではなかったので、色々考えた後に寝床につく。

ふと時間を確認してみると、3時。

「まあ明日明後日は土日で休日だし良いか…」と思いながら、就寝。

 

 

 

しばらくして、携帯のバイブレーションで目が覚める。

確認してみると、見知らぬ番号からSMSにメッセージが届いていた。

 

眠い目をこすりながら読んでみると、どうやらA省の関係者から課題が出されたようである。

「はぁ…」とため息をつき、その日は終了。3時半。