満足な豚は難攻不落だ

国家総合職(キャリア官僚)についての色々

官庁訪問体験記② 第1クール1日目A省

幸い、寝ぶっちすることなく早起き出来た。

「良い朝を迎えられたし東京の朝を散歩するか~」と思い、ブラブラと街を歩く。

その後ホテルに戻って優雅に朝食を楽しみ、のそのそと準備を始める。

 

しかし、ふと時計を見ると集合時間の20分前。

「あれ、やばくね?」と思いペースアップ。

 

朝食を食べ過ぎてお腹がタプタプ+梅雨明けで暑い 

という状態で慣れない靴で走る、死にそうな顔をした学生。

週の半ばの疲れで死にそうな(死んでいる…?)顔をしたビジネスパーソン

東京の雑踏に飲み込まれる。

 

結局、A省に到着したのは集合時間ぴったり。セーフ()。

 

受付を済ませて控室に案内され、同じテーブルの学生と他愛のない話で盛り上がる。

その日の主な予定は

入口面談→人事面接→原課①→原課②→原課③→出口面談

という感じ。

拘束時間は8時半~20時半くらい。

オンラインと併用だったので、総受験生数はわからなかったが、部屋にいたのは50人ほどだった気がする。

 

以下簡単にそれぞれの感想

・入口面談

特筆すべきことは何も無し。

・人事面接

あまり深掘られなかった。せっかくやりたい政策について詰めてきたのに、聞かれずかなC。大きく失敗も成功もしないような面接。

・原課①

政策企画委員のおじさまと。いきなり年次の高い人が当てられてビビった。正直、抽象的な話が多くてあまり何を言っているかわからなかった。

・原課②・③

若手~中堅の職員さんと。それなりに興味のある政策だったし、話は盛り上がった。

大事なことは、自分の仮説を持ってぶつけてみること、臆さず自分の意見を言う事だと思った。

・出口面談

高く評価していることを伝えられる。ダラダラと人生相談をして解散。

・おまけ

昼ごはんは野菜ジュースとゼリー、夜ご飯は抜き。

 

結局、誰も途中で返されることなく最後まで残った。

とは言っても私は各原課で長々と過ごしてしまったこともあり(お忙しいところすみません…)、原課③が終わったのが20時くらいで、控室に戻っても他に学生はあまり居なかった。

控室の学生対応の職員さん(お世話係、2~3年目)は「みんなを早く帰すぞ!」と意気込んでおり、かつての官庁訪問と比べたら大分ホワイトになったなぁとのお気持ち。

 

1日A省を訪問して思ったのは

・政策という面ではどれも楽しそうだった

・何事も楽しむ姿勢が大事

ということ。

 

 

取り敢えず生き残れたという安堵感を胸にゆっくりお風呂に入り、明日に備えて就寝。